2008年11月28日

さよならミュンヘン

いよいよ明日、ドイツを発ちます。

今日は日本へ送る荷物を引き取りに来てもらって、アパートの解約手続きをして、部屋の掃除。

日本へ送る荷物は結局ダンボールで5箱。
本当はもうちょっと送りたかったんだけど、5箱のプランの次は10箱だったので、
無理やり5箱に詰め込んだ形になってしまった。

というか箱はかなり大きいのでスペース的には余裕があったんだけど、
1箱25kgまでという制限つきで、それを超えないようにするのに一苦労。
本とか入れるとすぐ重くなってしまうのよね・・・
でも何とか制限ギリギリまで詰め込んでやろうと思って、自宅で箱の重さを測る装置を開発した。

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【用意するもの】
・体重計×1
・同じ高さのイス(できればひじかけ付き)×2
・重い荷物が持てる人×1
・体重計の目盛りが読める人×1

【方法】
1.写真のように道具と測る荷物をセットする
2.体重計の目盛りを読む人はイスの間にうずくまってスタンバイ
3.荷物を持つ人の体重(A)を測る
4.荷物を持つ人は体重計に乗ったまま荷物を持ちあげ、その状態の重さ(B)を測る
5.B-A=荷物の重さ

もちろん荷物を持ち上げながら目盛りが読めれば一人でやったらいいんだけど、
25kgはけっこう重いです。箱もでかいし。
なんせまあこんなことしながら頑張って、最後はパズルのように中身をあれこれ入れ替え、
25kgジャストかちょっと超えくらいの重い箱を5箱作った。

で、今日。もしかしたら超過料金取られるかも・・・とビクビクしていたんだけど、
日通のお姉さん(日本人)が熊のようなドイツ人のおじさん2名を連れてきたかと思うと
特に重さを測るでもなく、おじさんたちがひょいっと箱を持ち上げて回収して行ってしまった。
・・・25kgまでじゃなくても良かったの??
回収した後測るんだろうか?そんなわけないか・・・
それともあの熊みたいなおじさんが持てたら25kg、てことだったりして。
とにかくスンナリ回収してもらえて良かった。5箱とも無事日本で再会できますように。


その後、管理室の事務員さんが来て、アパートの解約手続き。
食器の数とか部屋の備品をチェックして、足りないものがあれば弁償なんだけど、
「お皿が1枚足りない」「ワイングラスが2個足りない」などと
私らが入ったときからもともとその数だったものまであれこれ足りないことにされて、
「もとから5個だった」と言っても
「でもこのチェックリストではちゃんと6個あったことになっている」などと埒が明かず、
ドイツに来て最初に心底ムカついていまだにしつこく根に持っているあの事件
ちょっと思い出したりして、帰る間際になって管理室が嫌いになりかけたんだけど、
最終的に解約明細書を見たら、お皿2枚分くらいしか請求されていなかった。
キッチリしているのか適当なのか、ドイツ人最後までよう分からん。


その後、部屋の片づけ。
ふだん物を捨てられない貧乏性なだけに、こういうとき片っぱしから捨てるのって気持ちいい。

物がなくなってスッキリしたので、記念撮影。

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たぶん初公開。こんな部屋に住んでました。


そして夕方から、演奏会に出演。
帰国の前日の晩にこんなことやってるなんて・・・私って。
客で来ていた日本人の方にも「えっ、明日ご帰国なんですよね?」と言われたし。
さらに私が楽器を弾くことを知らなかった方には
「もともと音楽のほうで来られてたんですか?」とか言われたりして。
ぜんっっぜん違います。これだからドイツという国は・・・。

でもなんかこれのおかげで本当に最後の最後まで帰国準備だけにならなくて楽しかった。
なんか一仕事(?)終えて帰るって感じだ。
楽器弾いてて良かったな。
ってこうしてたまに思うことがあるから、めんどくさくてもまた続けたくなるのよね。


そんなこんなでドイツ生活最後の夜はわりと平和に過ぎていってます。
これを書く余裕があって良かった。

1年半のドイツ生活、本当にあっという間だったけど、思い返せばいろいろありました。
いろんな経験をして、いろんな人と出会って、
世の中のいろんなことに対する考え方もちょっと変わったような気がする。
たぶんこの後の人生においても、この最初の海外生活のことは度々思い返すんだろうな。

このブログを書いていたおかげで、忘れてもまた思い出すことができます。
それもこれも、いつも読んでくださり、温かいコメントをくれる皆さんがいてくれたから。
今までどうもありがとうございました。
それから私をドイツへ連れて来てくれたパンダさん、どうもありがとう。
私一人じゃとてもこんな経験できなかったです。
そしてこの美しい街ミュンヘン、たくさんの貴重な経験と楽しい思い出をありがとう。

というか、まだまだ書きたくても書けてないこと実はいっぱいあるので、
今後は「アヒルのミュンヘン・回想編」として不定期更新していくことにします。
本当にするかどうか分からんけど、気が向いたら覗いてみてください。
日本で落ち着いたらたぶん「アヒルのトーキョー(仮)」始めます。お楽しみに♪

ではでは、また会う日まで。Auf Wiedersehen!!
posted by アヒル at 00:00 | Comment(6) | ミュンヘン:日常のひとこま

2008年11月22日

初雪

ここ数日でまた急に冷え込んでいたミュンヘンですが、
昨日は中心部でも初雪が降り、今朝起きたらうっすら積もってました。

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今日の最高気温は0度、さぶい!!
寒さ対策をMAXにしたいところだけど、一番分厚いコートはもう送る荷物に詰めてしまったので、
薄いコートの下にセーターやら何やら着込んで防寒するしかない・・・
でも帰る前にこの寒さを体感できて、雪を見られて良かった。

それにしても来週の今頃はもう機上の人か・・・と思うとしんみりしてくる。
と同時に今のこの空き巣に入られたような状態の部屋からあと1週間で本当に脱出できるのか、
ひしひしと不安を感じる。
結局ラスト1週間の勝負なのよね・・・来る時もそうだったさ。


ところで、ちょっとお知らせ。
これを読んでくださっている何人かの方には、
日本帰ったら京都に住みますというふうにお伝えしていたと思うのですが、
ここに来て急にパンダの勤務地が変更になり、なんと東京に住むことになってしまいました。

さようならミュンヘン、そしてさようなら関西・・・ううっ。

パンダは帰国した翌日の朝から東京の職場に出勤しないといけないらしいので、
関空からそのまま羽田へ直行、その後はしばらくウィークリーマンションに滞在し、
なるべく早く住むところを見つけなければならない、などということになってたりする。

関西だったら実家があるので、日本帰ったら取りあえずそこへ転がり込んで、
体制を立て直しながらゆっくり家探したらえーわ
などとのんきに構えていたというのに、何と言うことだ・・・
帰ってからのことまで今考えてないよ、もう!!

でも京都へ落ち着いた直後にまた東京へ引っ越しなどということになるよりは、
このジャスト(過ぎる)タイミングでの異動は喜ぶべきことなんだけど。
そう思うとほんとに、人生には縁ってものがあるんだなぁなどと思ったりする。

パンダにとっては初めての、私にとっては4年半ぶり2回目の関東生活。
今まだ全然想像つかんけど、とにかく新天地でも頑張ろう!
そのためにまずは無事にミュンヘンから帰ろう!て感じだ。

関東在住の皆様、ぜひまたよろしくお願い致します。
関西在住の皆様、帰省の折には遊んでやってください。
posted by アヒル at 00:00 | Comment(6) | ミュンヘン:日常のひとこま

2008年11月16日

引き上げ準備

11月に入ってからもコンサートに行ったりビール飲みに行ったり楽器弾いたり、
現実逃避ばっかりしていたけど、もう2週間切って、いよいよヤバい時期になってしまった。

ほとんど意地だけで行っていたドイツ語教室初級最後のクラスも先週で終わったし、
コンサートの予定も(自分が出るやつを除いて)もうないし、
これからは心を入れ替えてちゃんと帰る準備します・・・とほほ。


まあ引っ越しと言っても家具付きの部屋に住んでいるので、
要らないものを処分して、日本へ送り返す荷物を梱包して発送するだけ。
なので日本での通常の引っ越しのようなことはないんだけど。

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取りあえず日通さんに箱を持ってきてもらった。
うーん、箱が来るといよいよ帰るぞって感じがする・・・

日通にした理由はまあいろいろあるけど、一番はやっぱり評判でしょうか。
日本に帰ってまで荷物が来ない〜!とかでヤキモキしたくないし。
あとミュンヘンに営業所があるというのも理由のひとつ。
そのおかげなのかもしれないけど、送料もそんなに高すぎるってことはないと思う。

ということで明日から荷造り頑張るか、はぁ・・・。


ところで段ボールで思い出した、しょうもないけど常々思っていたこと。

こっちの再生紙ってなんか・・・くさい。
全部ではないんだけど、段ボールとか、パンダが学校から持って帰ってくるコピー用紙とかも臭い。

今も段ボール箱を一つ、うちの物置き戸棚に収納してあるんだけど、
扉を開け閉めするたびにほのかに香ってオエッとなる。
だから今回段ボールがたくさん届いて、部屋全体があの匂いになったらどうしよう・・・
とか思っていたんだけど、さすが日通さん、日本製の段ボール箱なのか全然臭くなかった。
良かった・・・。

しかし本当にこっちの再生紙はなんであんなにおいなんだろうなー。
何のにおいかと言われれば、うん○のにおいですよ。
実は使用済みのトイレ紙を使って再生紙を作っているから・・・いやいや。

ていうかあんな匂いのする紙に耐えられているこっちの人が理解できん。
以前とある美術館へ行ったら、現代アートのコーナーに
段ボールで作った巨大なオブジェ(8畳間がまるまる埋まるような)があったんだけど、
その部屋がもう臭すぎて吐きそうになったことがある。

私別に匂いに敏感な方とかではないんだけど・・・謎だ。
posted by アヒル at 00:00 | Comment(4) | ミュンヘン:日常のひとこま

2008年11月07日

【放送響】ムーティ

続いて最後のヘラクレスザールでのコンサート。
つってもここは最初がつい2週間前だったりするけど。

ベルリオーズ
劇的交響曲「ロメオとジュリエット」

メゾソプラノ:Olga Borodina
テノール:Pavol Breslik
バス:Ildar Abdrazakov
バイエルン放送合唱団

リッカルド・ムーティ/バイエルン放送交響楽団
@レジデンツ・ヘラクレスザール

これまでのところ、どのコンサートに行くかの選択は
ほとんどパンダが提案して私が(適当に)賛同するという形で行われていたんだけど、
今回のは珍しく私が「これに行きたい!!」と言って決定した。

というのも、ぜひとも生ムーティが見たいというミーハー精神、ただそれだけ。
ベルリオーズのこの曲についてとかなんちゃ知らんまま行ったんだけど、果たして感想は

ムーティ、超カッコええーーー!!!!!

もうこの一言に尽きる!!

いやーほんと、昔から写真を眺めてはウットリしていたんだけど、
実際振っているところを見ると、こんなにカッコイイとは。

やっぱり指揮者は指揮がカッコよくないとダメだ。
正確で無駄のない美しい動作、そして時に情熱的になりふり構わずオケを引っ張っていく強引さ。
ああ、その指揮の下で弾いてみたい!と思わせる手の動き、前から見てみたい!と思わせる背中、
そして指揮台の上で燦然と放たれる神々しさ。

うーん、これがカリスマというやつなのか・・・!!
見ながらオーラに失神しそうだった。
実際途中ちょっと落ちたし。てそれは曲調と来る前に飲んだ酒のせいだが。

あと変に客に媚びてないとこもステキ。まあ媚びる必要全然ないからだろうけど。
それからメガネ!!!!
私、チョッキにも弱いけど、メガネには殊更弱いのよ。
ああっメガネをかけていらっしゃる〜!と気づいてから
ごくたまに横顔を見せるたびにオペラグラスで覗いていたんだけど(ヘンタイか)
曲が終わって客席の方を向いたとたんにメガネを外してしまわれ、ああぁ〜〜〜!!となった。
けどそんなところも憎いぜチキショー!!

ちなみに観客のブラボーもすごかった。
こんな小さいホールでこれだったら、大きなホールではどんなことになるんだろ。
でもここだったからこそ比較的近くで見られたから、ここでやってくれたことには本当感謝だ。
ちなみにヘラクレスザールの平土間は客席の段差がない上、タテのラインがきっちり揃っているので
自分の正面は前の人の頭で全く見えない。
指揮者が見たかったら舞台正面よりちょっと右か左の席を狙おう!!
ということを事前に知っていたわけではなかったのに、うまいこと完璧に見える位置だった。スゴイ。

とにかく最初から最後までムーティのカッコよさにやられた!!
今後は畏敬の念をこめてムーティ様と呼ばせて頂きます。
posted by アヒル at 00:00 | Comment(0) | ミュンヘン:コンサート

2008年11月04日

【オペラ】後宮からの誘拐

モーツァルトの「後宮からの誘拐」を観てきました。

印象としては、ずいぶんカラフルな舞台だった。
原色の赤、青、黄色、緑、オレンジ、紫のソファが上から吊ってあって、
それが舞台上を右へ左へ上へ下へと動き、
ソファの色に映えるカラフルな衣装の演者がソファの上で演技して話が進む。
舞台装置は最後までほぼそれだけ、後宮っぽいセットも特になく(果物役の人が出てくるくらいで)
あとはパソコンの前に座った人が舞台袖にいて、演技の合間もしくは最中に、
背景のスクリーンにペンタブでいろいろ書きこんだりする。
まぁ全体的にお金のかかってなさそうな(かどうか知らんが)舞台だ・・・。
でもダンスがきれいだったり、サーカスみたいな人が出てきたりして、けっこう面白かった。
って音楽以外のところばっかり楽しんでますが・・・まあ私の感想なんて所詮そんなもんです。

というかこれが最後のオペラだから満喫しよう!と張り切って行ったんだけど、
例によって立ち見で、見てたら途中で何だか気分が悪くなって座りこんでしまい、
結局第2幕は半分以上見てない(聴いてただけ)・・・悔しー。
前も立ち見で気分悪くなったことがあった。あれは「フィガロの結婚」のときだ。
モーツァルトの呪いか!!とか思ったけど、
今振り返ってみると、結局モーツァルトとワーグナーしか観てないんだなうちら・・・ドイツ人か。
いや、ていうかオペラ座の立ち見席は時としてなんか妙に暑くて息苦しいので
気をつけた方がいいですという話。

まあそんなことも含めて、いろいろ勉強さしてもらいました。
ありがとう、さようならオペラ座。
posted by アヒル at 00:00 | Comment(0) | ミュンヘン:コンサート